AWSとは?

AWS(Amazon Web Services)は、アマゾン社が提供するクラウドコンピューティングサービスです。
もともとはアマゾン社が運営するECサイト「Amazon」自体が抱える様々な課題を解決するために考え出したITインフラの仕組みを、クラウドサービスとして広く提供したのが発端です。
Amazonの膨大な商品の在庫管理やデータ分析などインターネットショップを運用するために構築した堅牢なインフラやアプリケーションをベースとしたバリエーション豊富なサービスを展開しています。
ユーザーは190を超えるサービスの中から、自分が「利用したいサービスを利用したい分だけ」利用することができます。

AWSの主なサービス

AWSでは190を超えるサービス展開があります。
数あるサービスの中で、押さえておきたい代表的なサービスをピックアップしてご紹介します。

Amazon Elastic Compute Cloud (通称:EC2)

EC2は、AWS上に仮想サーバーを構築し自由に利用できるという特徴があり、AWSを利用する際には、大体EC2を利用することになると思われます。
EC2はシンプルで使いやすいインターフェイスなので、手間がかからず、必要な機能を取得・設定することができ、簡単に仮想サーバーの構築ができます。
構築できる仮想サーバーは、必要に応じてスペックを変更することができ、自由に作成・利用できます。

Amazon Simple Storage Service (通称:S3)

データの保存や加工、コンテンツ配信ができるのがS3です。
S3はオブジェクトストレージサービスの一種であり、データ容量を気にすることなく保存することができます。データの種類を問わず、どれだけの容量でも問題なく保存・保護します。
管理機能も使いやすく、安価で高い耐久性を持っているという特徴があります。

Amazon Relational Database Service (通称:RDS)

RDSは、フルマネージド型データベースサービスです。
RDSを使えば、クラウド上のリレーショナルデータベースのセットアップ、オペレーション、スケールが簡単にできます。
RDS のデータベースエンジンは、Amazon Aurora、PostgreSQL、MySQL、MariaDB、Oracleデータベース、SQL Serverからユーザーが使い慣れたものを選択できるので、今まで使用していたデータベースを変更するストレスを感じることなく使用できます。

AWS Lambda(通称:Lambda)

サーバーの運用負担が無く、任意のプログラムを実行できる環境を提供するサービスです。
つまりLambdaを使用すれば、仮想サーバーなしで任意のプログラム(アプリケーション・サービス)を実行することができます。
またユーザーからのリクエスト単位での従量制課金なので無駄がなく、さらには100万リクエストまでは無料なので、コスト削減も期待できます。

Route53

Amazon Route 53 は、新規ドメイン名の登録や、ドメインの DNS レコードの管理が行えるサービスです。
可用性と拡張性に優れているのが特徴とされています。
Route 53 を使用すると、ドメイン登録、DNS ルーティング、ヘルスチェックの 3 つの主要な機能を任意の組み合わせで実行できます。