みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。

AWSのサポートを活用していますか。今日は、各サポートプランについての違いや選び方、プランの変更方法をお伝えします。

■AWSサポートとは

AWSサポートとは、AWS内に問い合わせページがあり、ユーザはそちらから問い合わせを行います。ユーザからの問い合わせに対し、「AWSのエンジニア」が「24時間365日」「日本語」でお客様を技術的に支援します。
AWSのサポートプラには、「ベーシックプラン」、「開発者サポートプラン」、「ビジネスサポートプラン」、「エンタープライズサポートプラン」の4つの種類があります。

まず、ベーシック(Basic)プランは、AWSを利用するすべての人が対象となります。AWSのアカウントを取得することで利用できる無料のプランです。

ここでは、ベーシックプラン(以下、ベーシック)開発者サポートプラン(以下、デベロッパー)、ビジネスサポートプラン(以下、ビジネス)、エンタープライズ(以下、エンタープライズ)サポートプランを比較してみます。

本番環境のサービスを利用しているアカウントでは、ビジネスサポート以上のプランへの加入をおすすめします。
本番システムのダウンについては、ビジネスサポートの場合、1時間以内での応答が目安となっています。
また、問い合わせ手段は、デベロッパーはメールだけですが、ビジネスサポート以上では、メール以外に、電話、チャットも24時間365日利用が可能です。

さらに、クリティカルな環境を運用されている方向けのエンタープライズサポートについてです。ビジネスサポートの応答時間と異なる点は、ビジネス上、クリティカルなシステムダウンの場合、15分以内での応答を目安となっています。

利用料金について、定額制のような料金プランではありません。どのプランも使用量に対する料金を支払う従量制料金が基本です。

ベーシック

・利用料金:無料
・重要度別の応答時間:サービスの操作や設定方法、障害に対する原因の切り分け、メンテナンスの詳細など、技術的な問い合わせには、対応ができません。

デベロッパー

・どんな人が対象か:AWS の各種サービスをお試しの方、テストをご希望の人
・利用料金:29USD またはAWS利用料の3%
・重要度別の応答時間:システム障害: 12 時間内
・利用時間:平日の月曜日~金曜日、日本時間の午前9時から午後6時まで

ビジネス

・どんな人が対象か:AWS で本番環境のワークロードを利用している人
・利用料金:100USD またはAWS利用料の10%(10,000USD以上は利用料に応じた算出)
・重要度別の応答時間:システム障害: 12 時間内
本番システムの障害: 4 時間以内
本番システムのダウン: 1 時間以内
・利用時間:24時間365日

エンタープライズ

・どんな人が対象か:AWS でビジネスおよび非常に重要なワークロードを利用している人
・利用料金:最低利用料15,000 USD またはAWS利用料の10%(150,000USD以上は利用料に応じた算出)
・特徴:テクニカルアカウントマネージャー (TAM) が、ご利用いただく環境を事前にモニタリングをした上で、ユーザを支援します。
・重要度別の応答時間:システム障害: 12 時間内
本番システムの障害: 4 時間以内
本番システムのダウン: 1 時間以内
ビジネス上のクリティカルなシステムのダウン: 15 分以内
・利用時間:24時間365日

■AWSサポートの範囲

ベーシックプランが初期で利用可能ですが、その他に以下のサービスを利用することが可能です。
カスタマーサービス & コミュニティ :カスタマーサービス、ドキュメント、ホワイトペーパー、サポートフォーラムを年中無休でご利用いただけます。
AWS Trusted Advisor :チェック機能により、ベストプラクティスに従っているか、パフォーマンスの向上およびセキュリティの強化をサポートする Trusted Advisor の 7 つの主要なチェックとガイダンスが利用できます。
ビジネスサポート以上の場合、全てのチェックができるようになります。
AWS Personal Health Dashboard:ユーザののAWS環境に影響しうるイベント(メンテナンスやサービス障害など) を知らせてくれるサービスです。 例えば EC2インスタンスのリタイアメントのイベントなどを確認できます。

■当社リセールサービスSunnny Payをご利用の場合

AWSサポートビジネスプランは無料でご利用いただけます。
Developer(開発者)プランをご利用いただいている場合、Developerプランの料金は請求対象として、課金がされてしまうため、以下のサポートプランの変更方法に従い、ビジネスプランへ変更をいただくと課金なしでご利用が可能です。

Sunny Payには、AWSビジネスサポートプランが無料でご利用いただける他に、日本円請求書のお支払いで、利用料から5%割引をご提供しております。

AWSと直接契約いただいている場合、ご加入いただくだけで、毎月5%のコスト削減が可能です。
※AWSリセールサービス「Sunny Pay」については、こちらをご確認ください。無料相談も受け付け中です!

■サポートプランの変更方法

サポートプランの変更には、AWSのルートアカウントでログインする必要があります。

(1)AWS サポートセンターを開きます。
https://console.aws.amazon.com/support/

(2)現在のサポートプランは、ナビゲーションペインで表示されます。

(3)現在のサポートプランの横にある [変更] を選択します。
[プラン選択] ページで、[プランを変更] を選択します。

(3)AWS サポートプランの比較は、このページで確認できます。

(4)[サポートプランの変更] ページで、新しいサポートプランを選択します。

※ エンタープライズサポートプランをご利用の場合は、[AWS サポート] を選択し、ケースを作成します。上記のサポートプランの変更からは変更ができません。

新しいプランに関する情報を確認し、[プランの変更] を選択します。
変更は数分以内に有効になります。新しいプランが請求およびコスト管理コンソールコンソールで数時間以内に反映されます。

サポートプランをアップグレードした場合、現在の請求サイクルの残り日数に基づいて按分された新しいプランの金額がすぐに請求されます。

以前、有料サポートプランをご利用された場合は、サポートプランの最低月額料金を条件として、現在の請求サイクルの残り日数に応じて比例配分された金額を払い戻しされます。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。AWSサポートについて、ご選択いただく際の参考になれば幸いです。AWSビジネスサポートでの問い合わせ方法はこちらから。

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