みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。今日のre:Inventのキーノートで新しくAmazon Omicsが発表されました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/11/amazon-omics-generally-available/

Amazon Omicsとは





Amazon Omicsは新しいゲノミクス サービスです。
ゲノム、トランスクリプトーム、およびその他のオミクス データから洞察を保存、分析、生成することにより、ヘルスケアおよびライフ サイエンス組織が精密医療を提供できるよう支援することを目的としています。

Amazon Omics は、分析を可能にすることがすべてであり、その目的のために、機械学習モデルをトレーニングするために使用できる Amazon SageMaker などのサービスと互換性があります。たとえば、ユーザーは機械学習モデルをトレーニングして、オミクス データを分析し、特定の個人が特定の種類の病気にかかりやすいかどうかを予測できます。
個人のゲノムデータを Amazon HealthLake の病歴と組み合わせることも可能になると考えられています。

#ユースケースは

フィラデルフィア小児病院では、既に利用実績があり、最も革新的な研究に基づいて、可能な限り最高のケアを提供するために、患者の包括的な見解を得ることが重要であることを理解しています。
これを達成するには、複数の臨床モダリティを組み合わせることが基本となっているとのことです。
11 月 29 日の AWS ニュース リリースで、CHOP の社長兼最高研究情報責任者が 「Amazon Omics を使用することで、患者の健康に関する理解を DNA に至るまで広げることができます。」と述べています。

オミクス研究にはペタバイト規模のデータを処理する必要があるため、研究者はその情報を保存するための費用対効果の高い方法と、それにアクセスするための簡単な方法を必要としています。
「精度と信頼性を維持しながら、数百万の生物学的サンプルにわたって計算をスケーリングする必要があり、かつ集団全体の遺伝子パターンを分析し、機械学習モデルをトレーニングして病気を予測するための専用ツールも必要です。」
オミクス データに関する大規模な分析と共同研究をサポートするように設計された Amazon Omics で違いを生むことができるようになります。
このような情報を保存する効率的な方法を提供するだけでなく、研究者は他の AWS サービスを簡単に利用して、集団全体のゲノムデータを分析できます。
Amazon Omics は、バイオインフォマティクス ワークフローのプロビジョニングとスケーリングも自動化し、研究者が分析用のパイプラインも自動的に実行できるようにします。

対象リージョン

以下のリージョンで利用が可能です。

・ US East (N. Virginia)
・ US West (Oregon)
・ Asia Pacific (Singapore)
・ Europe (Frankfurt)
・ Europe (Ireland)
・ Europe (London)