みなさん、こんばんは。サニービュー事業部の小寺です。
Amazon EC2 Auto Scalingのインスタンス更新機能が拡張されました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/02/amazon-ec2-auto-scaling-instance-refresh-standby-scale-in-protected-ec2/

Amazon EC2 Auto Scalingのインスタンス更新機能とは?

AutoScalingグループには「インスタンスの更新」機能があります。AutoScalingで管理しているEC2インスタンスが入れ替わってくれます。
このインスタンス更新機能が発表されるまでは、今までは起動設定のAMIを更新したときはEC2の停止など手動で再作成をしていましたが、更新機能によりインスタンスを一度にまたは徐々に最新の起動設定で起動されたインスタンスに置き換える事が可能となりました。

今回のアップデート内容

Amazon EC2 Auto Scalingのインスタンス更新機能がアップデートされています。
今までは、スタンバイ状態のインスタンスやスケールイン保護が有効になっているインスタンスについては、インスタンスを置き換えられずに更新がタイムアウトしてしまっていました。
このアップデートにより、大きく2点が変更になっています。

・スタンバイ状態のインスタンス
稼働状態に戻るまで待つという現在の設定にプラスして、インスタンスの終了や完全に無視したりするオプションが提供

・スケールイン保護が有効のインスタンス
スケールイン保護を解除するまで待つという現在の設定にプラスして、インスタンスの終了や完全に無視したりするオプションが提供

今後は、インスタンスの更新を行う際に、追加された新しい設定を使用すれば、タイムアウトによる更新の失敗を防ぐことができます。

確認してみる

Auto Scaling Group を作成します。

「インスタンスの更新タブ」から「インスタンスの更新を開始する」を選びます。

スタンバイインスタンスと スケールインで保護されたインスタンスでオプションが3つ表示されることが確認できました。

対象リージョン

スタンバイ状態および保護対象のインスタンスの更新は、AWS GovCloud (米国) リージョンを含むすべての AWS リージョンでサポートされます。