こんばんは、小寺です。
Amazon QuickSightのKPIビジュアルのアップデートについて、お伝えします。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2023/09/amazon-quicksight-layout-sparkline-kpi-visual/

QuickSightのKPIビジュアルとは

KPIビジュアルでは、主要業績評価メトリクス (KPI) を使用して、目標値と実績の度合いを可視化します。

KPIには、値の比較、比較対象である目標と実績の2つの値、進行状況バー(パーセンテージで表示)を表示する機能があります。

アップデート内容

Amazon QuickSight では、以下の機能強化がリリースされました。

・テンプレート化された KPI レイアウト
KPIのビジュアル専用のテンプレート

・KPIスパークラインオプション
KPIビジュアルのスパークラインの可視性、色、タイプ、およびツールチップの可視性を決定するオプション。

・条件付き書式設定の改善
形式ペインから直接メトリクスのフォントの色を設定するプロセスが簡単になっています

・改良された形式ペイン
再設計によりナビゲーションが強化されています

KPI ビジュアルは作成者がさまざまなユースケースや構成に合わせて事前に設計されたKPIレイアウトから選択できるようになりました。
本アップデートにより作成者は数回クリックするだけで、視覚的に魅力的な KPI を簡単に作成できるようになります。

また、進行状況バーに加えて、折れ線グラフや面グラフを含むスパークラインを組み込むことで、時間の経過に伴う KPI傾向についてのインサイトが得られるようになりました。
さらに、条件付き書式設定ルールが特定のフィールドに関連付けられるようになり、どちらが主値として指定されているかに関係なく、実際の値と比較値の両方に個別に書式設定ルールを適用できる機能がサポートされるようになりました。
本アップデートシームレスに対応するために、形式ペインが再設計されることにより、直接メトリクスのフォントの色を設定するプロセスが簡素化され、条件付き書式設定の必要性がなくなりました。

試してみた

テンプレート化されたKPIレイアウト

「KPIレイアウト」を選びます。

2つのレイアウトが表示されます。 下のタイプを選んでみました。

KPIビジュアルのスパークラインオプション


「エリアスパークライン」、「スパークライン」、「進行状況バー」の3つから選ぶことができます。

スパークラインを選べば進行状況のみではなく、トレンドグループに日付を設定した場合、時系列に伴うKPIの変化が可視化できるようになりました。
スパークラインの色も選ぶことができます。

エリアスパークラインを選べば、線の表現ではなく面で変化を可視化できます。

まとめ

KPIビジュアルがアップデートされました。
テンプレート化された KPI レイアウト、KPIスパークラインオプション、条件付き書式設定の改善、形式ペインが改良されています。


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