こんばんは、小寺です。
Amazon RDS が PostgreSQL の Trusted Language Extensions でカスタム データ型をサポートするようになりました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2023/09/amazon-rds-custom-data-types-trusted-language-extensions-postgre-sql/

Trusted Language Extensions for PostgreSQLを振り返る

Trusted Language Extensions for PostgreSQL (TLE)って初めて聞かれた方もいるかもしれないですよね。re:Invent 2022で発表された機能です。

TLEは PostgreSQL 拡張機能を構築するためのオープンソース開発キットです。高性能データベース拡張機能をより生産的に作成できます。
今まで、新しい拡張機能をインストールするにはファイルシステムへのアクセスが必要でしたが、TLEを使うことによりファイルシステムへアクセスすることなしに拡張機能が利用できます。

TLEの有効方法については、以下の通りです。

1)Amazon RDS for PostgreSQLでPostgres14を選びます。
もしくは、Amazon Aurora PostgreSQL-Compatible clusterでaurora-postgresql14を選ぶことも可能です。

(2)パラメータから「shared_preload_libraries」を選び、パラメータを編集します。

Trusted Language Extensions で構築を始めるには、JavaScript、Perl、PL/pgSQL などの言語が使用できます。

アップデート内容

TLEで新しいデータ型を作成し、保存方法を指定し、新しいデータ型のSQLおよびインデックス操作をサポートする関数を定義できるようになりました。
数値やテキストなどの組み込み型よりも検索のスピードアップができるようになっています。
また、ARN カスタム データ型を構築して、アプリケーションから ARN を保存および比較したり、インデックスなどの PostgreSQL 機能を活用することができます。

対象バージョン

PostgreSQL 拡張機能 pg_tle v1.1.1 に含まれるカスタム データ型のサポートは、AWS GovCloud (米国) リージョンを含む、該当するすべての AWS リージョンで利用できます。
PostgreSQL 15.4 以降、14.9 以降、13.12 以降が対象のバージョンです。