こんにちは!SunnyPay事業部の磯野です!

皆さんは、「AWS認定クラウドプラクティショナー」という認定資格をご存じですか?

IT職への就職やキャリアチェンジのためにIT資格を取ろうと思っている学生や社会人の方、 仕事でAWSの知識を身につける必要がある方なら一度は聞いたことがあるかもしれません。

でも、いざ勉強しようと思っても、いったい何から手をつければ良いのか分からないですよね?

実は私も皆さんと同じくIT初心者なので、気持ちは痛いほどわかります(笑)。

今回はそんなIT初心者の私が、「AWS 認定クラウドプラクティショナー」に合格するために必要な情報を調べてきたので共有しますね!

この記事を読んで一緒に合格を目指しましょう!

この記事はこんな人にオススメ!

  • AWS認定クラウドプラクティショナーについて知りたい
  • 試験の難易度や合格にかかる勉強時間を知りたい
  • 試験対策のポイントや試験当日の流れ、注意点が知りたい

1.AWSクラウドプラクティショナーとは?

AWS クラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)とは、Amazonが提供しているクラウドサービス「AWS(Amazon Web Services)」の基礎知識を証明する資格のことです。

でも、これだけ言われても何のことだかわからないですよね。

分かりやすく説明すると、たとえば、あなたがこれから「クラウド」というインターネット上のコンピューターを使ったサービスについて学びたいとします。

AWSは、その「クラウドサービス」を提供している世界最大級の会社です。

この資格は、そんなAWSについての基本的な知識を持っていることを示す「入門レベルの認定」です。

この資格では大きく分けて以下の3つのことを幅広く学ぶことができます。

  1. クラウドについて
  2. AWSで何ができるか
  3. AWSにはどんなサービスがあるか

「プログラミング」や「サーバーの操作」ができなくてもOK!

初心者向けの資格なので、IT業界が初めてでもしっかり勉強すれば合格可能です。

2.試験の概要

勝負に勝つには、まず敵を知るところから!

まず、以下の公式ページで、クラウドプラクティショナーの「試験ガイド」をダウンロードしましょう。

AWS認定クラウドプラクティショナー公式サイト

試験の概要は以下の通りです。

  • 試験時間:90分
  • 回答形式:択一選択、複数選択問題形式
  • 問題数:65問
  • 試験結果:100~1000点のスコアレポート
  • 合格スコア:700点
  • 受験料金:15,000円 

AWS クラウドプラクティショナーの試験では、以下の4つの分野が各々の割合で出題されます。出題比率も傾向が出ているそうなので併せて載せておきます。

  1. クラウドのコンセプト:24%
  2. セキュリティとコンプライアンス:30%
  3. クラウドテクノロジーとサービス:34%
  4. 請求、料金、およびサポート:12%

基本的にはどの分野からもまんべんなく出題されますが、4つ目の「請求、料金、およびサポート」の分野は全体の12%の出題比率にとどまっているので、他の3つの分野を重点的に勉強したほうが良さそうですね。

3.試験の難易度

AWS認定資格の中ではもっとも簡単なレベルで、難易度としては「入門レベル」だといわれています。

他の代表的なIT資格とざっくり比較してみたので、ぜひ参考にしてみてください!

資格名難易度対象者コメント
ITパスポート★☆☆☆☆超初心者〜学生国家資格。IT全般の基礎。非エンジニアも対象。
AWSクラウドプラクティショナー★★☆☆☆初心者〜新入社員クラウドの基礎。AWS未経験でもOK。
AWS Certified AI Practitioner★★☆☆☆初心者〜新入社員AI/MLの基礎知識とAWSサービスの理解を問う入門資格。
Azure Fundamentals★★☆☆☆初心者〜新入社員Microsoft Azureの基本概念を問う入門資格。
基本情報技術者試験(FE)★★★☆☆初〜中級者国家資格。内容が広く、計算・理論も多い。
Google Cloud Digital Leader★★☆☆☆初心者〜クラウド入門GCP版のクラウド入門資格。AWSクラプラに近い
AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト★★★★☆中級者以上AWS設計レベルの知識が必要。プラクティショナーの次ステップ
LPIC-1 / Linux Essentials★★☆☆☆〜★★★☆☆初〜中級者Linuxサーバーの操作が中心。実務寄り。

4.勉強時間の目安

AWSクラウドプラクティショナーの勉強時間の目安は、あなたのIT経験や理解度によって異なります
以下に、初心者〜経験者まで、それぞれの目安をわかりやすくまとめてみました!

あなたのレベル目安時間解説
IT完全初心者30~50時間クラウドやIT用語も初めて。動画・用語理解・問題演習をじっくりやる必要あり。
ITは少し分かる(ITパスポートレベル)20~30時間コンピューターやネットの基本知識がある。AWS用語に慣れればスムーズ。
クラウド未経験だがIT業務経験あり15〜20時間システム構成やネットワークの理解がある人なら、短時間集中でも合格可能。
AWS使用経験あり5〜10時間基本概念を確認して模擬試験をやれば合格ラインに届く。

5.試験対策のポイント

合格に向けて、試験対策のポイントをしっかり押さえておきましょう!

①AWSの基礎用語を理解する

  • EC2(仮想サーバー)、S3(クラウド上のファイル保存場所)など、初めて聞く用語が数多く出てきますが、ただ暗記するだけでなく、「何のためのサービスか」を理解することが大切です。

②クラウドの特徴を押さえる

  • オンプレミスとの違いや、従量課金、スケーラビリティ、可用性などクラウドの強みなどを理解しておきましょう。

③料金・サポートプランの違いを覚える

  • サポートプランやコスト管理ツールについては、出題比率は低めな分野の中でもよく出題されるので押さえておきましょう。

④模擬試験を解いて形式に慣れる

  • 出題形式になれることで、自信とスピードがつきます。問題文の言い回しに慣れる意味でも、やっておいて損はありません。

6.オススメ教材

クラウドプラクティショナーの学習を効率よく行うためのおすすめ教材をまとめてみました!
※CLF-C02時点

①書籍でじっくり学びたい方に

【定番】
『AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第2版 テキスト&問題集』(SBクリエイティブ)

  • 分かりやすい図解と解説で、AWSの基本概念からサービスの特徴、セキュリティ、料金体系まで、試験範囲を網羅的に学べます。章末に練習問題が付いているので、学習の進捗を確認しながら進められます。

【読みやすさ重視】
『AWS認定資格試験テキスト AWSクラウドプラクティショナー 改訂新版』(技術評論社)

  • やさしい言葉で解説がなされており、本を読むのが苦手な方にもおすすめです。試験直前の復習にもGOOD!

②模擬試験対策を行いたい方に

【AWS公式】
『AWS Skill Builder』(公式学習サイト)

  • 公式が出しているということもあり、信頼性が抜群です。無料アカウントで利用できるのも魅力。

【Udemy】
『この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)』

  • Udemyで購入できる模擬試験対策問題集です。基本レベルから本番レベルの模擬試験を解くことができます。時間配分や試験に慣れておくという意味でも効果は絶大です。

7.試験当日の流れと注意点

クラウドプラクティショナー試験は、会場受験とオンライン受験から選ぶことができるので、それぞれの当日の流れと注意点をまとめておきます!

【会場受験の場合】

~当日の流れ~

  1. 試験30分前までに到着が基本(15分以上の遅刻はアウト)
  2. 受付・本人確認
  3. ロッカーに荷物を預ける
  4. 試験室に案内され、PCの前へ
  5. 試験スタート(65問、90分)
  6. 終了後、その場で結果通知(Pass/Fail)

~持ち物~

  • 本人確認書類を必ず2点以上準備(念のため)
  • 筆記用具、飲み物、時計、紙なども一切禁止

【オンライン受験の場合】

~当日の流れ~

  1. 開始30分前にPC前にスタンバイ
  2. 本人確認・部屋チェック
  3. 試験監督(プロクター)との英語チャット開始
  4. 試験開始(65問、90分)
  5. 終了後、画面上に合否表示

~注意点~

  • ネット環境の安定性が重要(有線LAN推奨)
  • 試験中は誰も入ってこない環境が必須
  • 音読・つぶやき厳禁(不正判定されることあり)
  • 試験前に部屋を片付けて、白紙のメモもNG

まとめ

いかがでしたか?

私がクラウドプラクティショナーの勉強を始めようとした時に調べた情報をこの記事にまとめて詰め込んだので、 だいぶ記事が長くなってしまいました。

それでも、私と同じIT初心者の皆さんの参考になれていればうれしいです!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。