こんばんは、小寺です。
今日は4年半ぶりとなるNew Relicコーポレートカンファレンス「FutureStack Tokyo」に参加しました。

イベント概要

・FutureStack Tokyo 2023
・日時:2023年9月13日(水)13:00-18:30(受付開始 12:00-)
・会場:ベルサール汐留
・参加費:無料(事前登録制)

このイベントでは、オブザーバビリティに関する最新テクノロジーや活用例を紹介し、参加者全員が革新的なアイディアと洞察に満ちた時間を過ごすことを目指しています。

What’s New Relic

途中からの参加でしたが、2023年5月に発表された業界初 の生成AI(Generative AI)によるオブザーバビリティアシスタント「New Relic Grok(グロック)」のデモを見ることができました。
New Relic Grokは、OpenAIの大規模言語モデル(LLM)とNew Relicの統合テレメトリデータプラットフォーム(TDP)を使い、トラブルシューティングとして障害箇所の特定やインサイトの提供など自然言語処理を使っています。

https://newrelic.com/jp/press-release/20230523より引用

最初は日本語対応していないサービスが多いイメージがありましたが、50カ国以上に対応予定で「障害の原因は何?」や「その影響はいつから?」といった質問に対して、回答を返すところをデモで確認できました。
このセッションの中では、New Relicそのものにナレッジがない方でも気軽に使える機能として紹介されていました。

ここからは、私見です。膨大なデータを収集したけど、活用して使いこなしていくといったことは導入時には確かにハードルが高く、何となくの良い監視ツールとして終わってしまうので、あまり慣れていない方でも使える機能としても非常に画期的だな、と改めて感じました。
使ってみると、実際の真因を返してこない場合もあるかもしれませんが、これだけの生成系AIの技術進歩が著しい昨今、メイン機能として利用されるのではないかとローンチが楽しみです。

ユーザ事例セッション

ユーザ企業様の事例で、どのようにNew Relicを活用されているのか?を聞くことができました。
AWSパートナー企業として、お客様にNew Relic活用をサポートする観点を学ぶことができる貴重な時間でした。と、同時にSIer企業の観点としても開発するメンバー自身がリリース後も、次フェーズ開発に向けて機能追加など行っていくサービスブラッシュアップとしてもNew Relicは付加価値が出せるサービス。
障害時にダッシュボードを見るというのではなく、定点観測としてのパフォーマンス確認会を行い、みんなで同じデータを見るというのはデータドリブンな文化醸成でもありうる。
また、データを見て最初は概要だけでも、ディスカッションを行うことで、チーム内の意識改革やもっと細かい確認を行おうというサイクルづくりができる。

2階ではたくさんの協賛企業様のブースを巡るスタンプラリーもあり大変盛況でした。