みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
連休初日は雨となってしまいましたね。

今日は、3つ目となるAmazon SageMakerのSavings Plansが発表されたので、概要について、お伝えします。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/04/amazon-sagemaker-announces-a-price-reduction-in-instances-and-sagemaker-savings-plan/

■Amazon SageMakerとはどんなサービス?

Amazon SageMakerは、機械学習モデルを高速に開発、学習、デプロイするためのモジュールが用意されているフルマネージド型サービスです。
フルマネージド型サービスであるため、利用者側でサーバー運用管理や障害時の対応をしなくて済み、人手をかけずに機械学習モデルを構築したい人には、とても便利なサービスです。
S3(データの格納)、EC2(計算の実行)など、機械学習に含まれる要素をマイクロサービス化し、統合することで機械学習の書くプロセスの負荷を軽くします。

■Amazon SageMakerの値下げ

Amazon SageMakerの値下げも合わせて発表されています。
これはオンデマンドの利用料が最大14%値引きされるもので、4月19日から有効です。

値下げは、以下のコンポーネントへ適用されます。
・SageMaker Studio Notebook
・SageMaker On-Demand Notebooks
・SageMaker Processing
・SageMaker Training
・SageMaker Real-Time Inference
・SageMaker Data Wrangler
・SageMaker Batch Transform

ml.t2、ml.t3、ml.p3、ml.m4、ml.m5、ml.m5d、ml.c4、ml.c5、ml.c5d、ml.c5n、ml.r5、ml.r5d、ml.inf1 および ml.g4dn の全てのインスタンスファミリーに適用されます。

■Savings Plansを使うとどのくらい安くなる?

Savings Plansの正式名称は「Machine Learning Savings Plans for Amazon SageMaker」です。
他のSavings Plansと同様に利用料にコミットすることで、割引を受けることができます。
利用期間は1年間、または3年間で、購入パターンは、全額前払い、一部前払い、前払いなしです。

最大64%割引となっていますが、実際にどの位お安くなるのでしょうか?東京リージョンで値引き率を確認してみました。

https://aws.amazon.com/jp/savingsplans/ml-pricing/参照、コンポーネントはトレーニングで確認

■対応リージョン

米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、米国西部 (北カリフォルニア)、欧州 (アイルランド)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、欧州 (ミラノ)、カナダ (中部)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (香港)、アフリカ (ケープタウン)、南米 (サンパウロ)、中東 (バーレーン)、および AWS GovCloud (米国西部)

■まとめ

いかがでしたでしょうか。
3つ目のSavings PlansはSageMakerでしたね。私は次にRDSが対応されると予想していたので、少し意外でした・・。
でも、SageMakerはユーザからコスト最適化として要望が多かったサービスで、R&Dとしても多く使われており、これからますます利用が増えるんだろうな、と改めて感じました。

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