みなさん、こんにちは。今回はEC2とEC2インスタンス購入オプションの種類についてお伝えします。
EC2や購入オプションに関する知識や使い方など理解が深まれば幸いです。
今回はSavingsPlansは省いております。

まず初めに、EC2とは…
・Amazon Elastic Compute Cloudの略
・サーバーの追加・削除・マシンスペック変更が数分で可能
・管理者権限で利用可能
・APIでインフラの自動構築も可能
・様々なEC2インスタンスファミリー・インスタンスサイズが存在
・公開鍵認証方式で自分のマシンに秘密鍵をダウンロードし、AWS側が保持している公開鍵のキーペアが合致するとログインが可能になる
・マネジメントコンソール上でボタンをポチポチすれば仮想サーバーが出来てしまうサービス
・稼働しているときに課金され、一時停止や終了した際にはお金はかからない(従量課金制)
つまり・・・
いつでも好きな時にすぐサーバーが立ち上げられ稼働させている時だけ課金されるという画期的なサービスです。

EC2インスタンスの中でも特徴的なインスタンスはt2、t3インスタンスです。
負荷に応じて高いレベルまでCPU性能がバーストする機能を持ったインスタンスです。
■CPUクレジットの基本動作
・1クレジットにつきCPUコアの最大パフォーマンス(バースト機能)を1分間提供
・その際はクレジットを消費する
・CPU性能が下回っている時はクレジットが積み重なっていく
Unlimited時のクレジット動作
・Unlimitedにすると最大24時間分のクレジットを前借りして使える
・前借りを使い切ってしまった場合にてさらにバーストする場合加算請求される
・前借りクレジットが残っている状態でUnlimitedからStandardモードに戻すと、前借りクレジット量に応じて費用が発生する

セキュリティグループ

EC2インスタンスへのトラフィックを制限するファイアウォール機能
・デフォルトはアウトバウンドは全トラフィックが解放
・必要な受信アクセスに対してルールを定義する

監視

CPU使用率やディスク使用率といったメトリクスはCloudWatchというサービスで監視できる
 各メトリクスに対してアラームを作成可能
 ・しきい値の設定
 ・メトリクスがしきい値を超えたら起こすアクションの定義(SNSというメッセージサービスを使用しメールで通知可能)
 

IPアドレス

3種類のIPがある

〇プライベートIP
 ・EC2を作成したら必ず作成される
 ・IPの指定可能
 ・一時停止してもIPは変わらない
 
〇パブリックIP
 ・ランダムに割り当てられるIP
 ・一時停止などをするとIPが変わってしまう
 ・IPを割り当てないようにすることも可能

〇Elastic IP
 ・一時停止してもIPが変わらない静的パブリックIP
 ・作成したが利用していない・割り当てていたインスタンスを一時停止している時などに課金される

EC2のストレージ

2種類のストレージがある

 〇Amazon EC2インスタンスストア
 ・ホストコンピュータに内蔵されたディスク
 ・EC2インスタンスを停止・削除するとデータが消えてしまう

 〇Amazon Elastic Block Store
 ・ネットワークで接続
 ・独立管理なので停止・削除してもデータは維持される
 ・費用が別途発生
 ・スナップショットを取得しS3に保存可能

AMI(Amazon Machine Image)

・インスタンス起動に必要なOSイメージ(イメージはS3に保存)
・作成したAMIは別アカウントに共有可能
・保存したAMIは複製可能

物理ホストの専有オプション

・2つの方法がある
 ・ハードウェア専有インスタンス(Dedicated Instance)
 ・Amazon EC2 Dedicated Host

 共通の機能
 ・物理サーバーにインスタンスを起動可能
 ・コンプライアンスやライセンス対応で、物理サーバ専有が必要な方向け
 ・クラウドのメリットはそのまま確保

 Dedicated Hostsの特徴
 ・物理ホストへのインスタンス配置が制御・確認可能
 ・物理ホスト単位のソフトウェアライセンスを持ち込み可能
 ・物理ホスト単位での課金

柔軟性があって便利なのはいいけどもう少し安く使えたりしないかなー。そこで登場するのがEC2インスタンス購入オプション!!

EC2インスタンス購入オプションとは
・ニーズに合わせてコストを最適化するオプション
・3種類の購入オプションが存在する

それではどんなものがあるのか見ていきましょう!

オンデマンドインスタンス

・一般的なインスタンス
・利用した時間に応じて課金(従量課金制)

 ユースケース
 ・EC2インスタンスの増減が必要な場合
 ・一時利用
 ・日中の利用

リザーブドインスタンス

・1年または3年分予約して割引を受ける
・支払いは「全額前払い」、「一部前払い」、「前払いなし」の3種類から選択
・予約時にインスタンスタイプ、アベイラビリティゾーン(AZ)、期間、提供クラス[スタンダード/コンパーティブル]を指定
・アベイラビリティゾーン(AZ)を指定した際はキャパシティーの予約が必要
・権利を購入するイメージでまずはオンデマンドインスタンスから始めるといった柔軟な対応が可能
・インスタンスIDとの紐付けはないため条件の合うインスタンスがあれば、自動的に割引料金が適用される
・リージョン指定にメリットあり

 スタンダード
 ・インスタンスファミリーの変更はできない
 ・リザーブドインスタンスの権利変更はできない
 ・割引率は最大72%割引
 ・契約期間は1年または3年

 コンバーティブル
 ・リザーブドインスタンス作成時の価格と同等以上のインスタンスに限る
 ・期間中に柔軟な変更が可能
 ・最新の価格を適用できる
 ・割引率は最大54%割引
 ・契約期間は1年または3年

リージョン指定にした際のメリット
・アベイラビリティゾーンの柔軟性がある
→指定リージョンでインスタンスを実行中どのアベイラビリティゾーンでも割引を適用できる。また、インスタンスサイズが違う場合も適用(条件あり)

実際どのくらい使ったらお得になるの?
スタンダード1年    →約230日程度
コンパーティブル1年  →約290日程度
スタンダード3年    →約1年4ヶ月
コンパーティブル3年  →約1年7ヶ月

 
こんな感じでリザーブドインスタンス1年の場合で約10ヶ月、3年の場合で1年7ヶ月以上使用するならお得になるといった感じに!

 ユースケース
 ・長期的な利用
 ・DBやキャッシュサーバー
 ・Web/Appサーバーに最適

スポットインスタンス

・オンデマンド価格よりも低価で利用できる未使用のインスタンス
・割引率は最大90%の割引
・中断に強く、様々なインスタンスタイプを活用できる

つまり・・・

AWSサーバー上にあるが使われていないEC2インスタンスに値段をつけ、スポット価格を上回っている状態に限りそのインスタンスを利用できる仕組み

スポットインスタンスの料金
・起動したタイミングでスポットインスタンス料金が選択される
・起動後、1時間単位で料金変動の有無を確認し、変動していたらインスタンス時間から新しい料金が適用される

スポットインスタンスのルール
・スポットインスタンスの価格は需要と供給によって調整される
・スポットインスタンスはAWSによって中断される場合があり、その時には2分前に通知される

 中断されるケース
 ・EC2の空きキャパシティが使用できなくなった時
 ・指定した価格をスポットインスタンス価格が上回った時

スポットインスタンスの中断動作
EC2がスポットインスタンスを中断させた際に指定できるもの

・スポットインスタンスの中断の停止
条件が満たしていれば中断中のスポットインスタンスがEC2により停止されるように、中断動作を指定できる
 ・スポットインスタンスリクエストタイプがpersistentである
 ・EC2フリートまたはスポットフリートリクエストタイプがmaintainである
 ・ルートボリュームタイプがEBSボリュームである

・中断したスポットインスタンスの休止
条件が満たしていれば中断中のスポットインスタンスがEC2により休止されるように、中断動作を指定できる
 ・スポットインスタンスリクエストタイプがpersistentである
 ・EC2フリートまたはスポットフリートリクエストタイプがmaintainである
 ・サポートされているインスタンスファミリー C3、C4、C5、M4、M5、R3、R4
 ・インスタンスRAMサイズが100GB未満
 ・ルートボリュームタイプがEBSボリュームである

スポットインスタンスを使用する場合のベストプラクティス
・オンデマンド価格であるデフォルトの上限金額を使用
・AMIを使用しインスタンスがすぐに実行できる準備をする
・作業を頻繁に保存できるように、細かいタスクに分割するか、チェックポイントを使用する
・スポットインスタンスのステータスをモニタリングするために2分間のスポットインスタンス中断通知を使用する(インスタンスメタデータやCloudWatchEvents)

スポットインスタンスの使いこなしかた
・ステートレス
・再開可能なワークロード
・疎結合
・分散・複数のインスタンスを活用
・上限価格にはオンデマンド価格を指定

 ユースケース
 ・分散処理のタスクノード
 ・ピーク対応
 ・ビックデータ
 ・コンテナ
 ・Webサービス

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はEC2とEC2インスタンス購入オプションの種類についてでした。
長期の利用する際にメリットのあるリザーブドインスタンス
空いているサーバーを最大限活用し割引を受けられるスポットインスタンス
これらをうまく使いこなすことが出来れば最大90%の割引が受けられるサービスとなっているのでこれを機に試してみてはいかがでしょうか?

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