みなさん、こんばんは。サニービュー事業部の小寺です。
re:Inventにて新しいEC2インスタンスタイプが発表されました。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/new-amazon-ec2-instance-types-in-the-works-c7gn-r7iz-and-hpc7g/

なんとこちらもre:Inventのキーノートで発表となったGraviton 3Eを使ったインスタンスです。
本日のキーノートのテーマは「パフォーマンス」ということで、いくつかパフォーマンスを大幅に改善する発表がくつかありました。ただし、パフォーマンスのみを追求するわけではなく今夜発表されたサービスのどれもが、High Performance、 Low Cost、 Securityのバランスを大事にしているとのことです。

Graviton 3Eとは

今晩は、Nitroハイパーバイザーの新バージョン、新インスタンスタイプ、カスタム Arm ベースの Graviton チップの新しいバージョンの発表がありました。
まずは、その中のNitroハイパーバイザーの新バージョンGraviton3Eについて、お伝えいたします。
Graviton3Eは、ハイパフォーマンス コンピューティング ワークロードを強化するために設計されています。 ベクトル命令に大きく依存するワークロードのパフォーマンスが 35% 向上するなど、大幅なパフォーマンスの向上が見込まれます。

Graviton 3EはEC2の新しいインスタンスタイプHpc7G と呼ばれるハイパフォーマンスコンピューティングで利用されます。この新しいインスタンス タイプには、最大 64 個の vCPU と 128 GiB のメモリを備えたさまざまなサイズがあります。
ただし、Hpc7Gインスタンスが利用可能になるには、2023年の初めの予定です。
よりネットワーク集約型のワークロードのために、AWS は新しい Graviton 3E インスタンス タイプ (c7gn) も立ち上げています。

これらの新しいインスタンスはすべて、re:Inventで発表された新しい Nitro 5 ハードウェア ハイパーバイザーを利用します。 Nitro v5 は、レイテンシーが大幅に改善されており、ワットあたり最大 40% のパフォーマンス向上、PPS が60% 向上する見込みです。 AWSでは、カスタム Nitro チップのトランジスタ数を約 2 倍にすることでパフォーマンスを実現しています。

C7gn、 R7iz、 HPc7gの特徴について

新しく発表されたC7gn、R7iz、HPc7gの特徴についてお伝えします。

・C7gn

インスタンスは、ネットワーク仮想アプライアンス (ファイアウォール、仮想ルーター、ロード バランサーなど)、データ分析、
密結合クラスター コンピューティング ジョブなど、最も要求の厳しいネットワーク集約型ワークロード向けに設計されています。
このインスタンスタイプでは前述のAWS Graviton3E プロセッサを搭載しており、最大 200 Gbps のネットワーク帯域幅と、50% 高いパケット処理パフォーマンスをサポートします。
c7gn インスタンスは、最大 64 個の vCPU と 128 GiB のメモリを備えた複数のサイズで利用できます。
c7gnはプレビュー版として利用可能です。

・HPc7g

Hpc7g インスタンスは、AWS Graviton3E プロセッサも搭載しており、Graviton3 よりも最大 35% 高いベクトル命令処理パフォーマンスが出ます。
密結合されたコンピューティング集約型 HPC および分散コンピューティング ワークロードに対して、高いコストパフォーマンスが出て、
同じ VPC 内のインスタンス間のトラフィック用に最適化された 200 Gbps の専用ネットワーク帯域幅を提供するように設計されています。
hpc7g インスタンスは、最大 64 個の vCPU と 128 GiB のメモリを備えた複数のサイズで利用できます。
このインスタンスについては、2023年の年明けに利用ができる予定となっています。

・R7iz

R7iz インスタンスは、最新の第 4 世代 Intel Xeon スケーラブル プロセッサ (コード名 Sapphire Rapids) を搭載しており、3.9 GHz の持続的な全コア ターボ周波数で実行されます。
高性能で DDR5 メモリが利用できます。本インスタンスは、Electronic Design Automation (EDA)、金融、保険数理、およびシミュレーションのワークロードに最適です。
また、リレーショナル データベースや、コア単位でライセンスされるその他の商用ソフトウェアのホストとしても利用を想定しています。
r7iz インスタンスは、最大 128 個の vCPU と 1 TiB のメモリを備えた複数のサイズで利用できます。このインスタンスはプレビュー版として利用可能です。