こんばんは、小寺です。
RDSで専用ログボリュームがサポートされました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2023/10/amazon-relational-database-service-dedicated-log-volume/

アップデート内容

RDSはPostgreSQL、MySQL、MariaDB データベースの専用ログ ボリューム:dedicated log volume (DLV)をサポートするようになりました。 Amazon RDS 専用ログ ボリュームを活用することで、トランザクション ログを別の専用ボリュームに保存できるようになりました。
専用ログ ボリュームはプロビジョンド IOPS ストレージで動作し、5,000 GiB 以上のストレージが割り当てられているデータベースが推奨となっています。

アップデートでうれしいこと

本アップデートは、データベース トランザクションのレイテンシの影響を受けやすい、大規模なワークロードを実行されている方向けです。
専用ログ ボリュームはトランザクション ログ用に別のボリュームを提供するため、データベース クエリやデータ更新とのトラフィックが干渉しないようになります。データベース トランザクションのコミット待ち時間が短縮可能になり、データベース データ ボリュームの IOPSが軽くなります!

専用ログボリューム(DLV)の利用前提条件

DLV は Provisioned IOPSストレージでサポートされており、マルチAZでの利用が前提です。
1000 GiB の固定サイズと 3000 プロビジョンド IOPS で作成されます。
DLVが利用できるデータベースのバージョンです。
・MariaDB 10.6.7 and higher10 versions
・MySQL 8.0.28 and higher 8 versions
・PostgreSQL 13.10 and higher 13 versions, 14.7 and higher 14 versions, and 15.2 and higher 15 versions

また、リードレプリカでもDLV をサポートします。
プライマリ DB インスタンスで DLV が有効になっている場合、DLVを有効にした後に作成されたすべてのリードレプリカにもDLVが設定されます。 DLVに切り替える前に作成されたリードレプリカは、手動で変更しないと自動的には有効化されません。

DLVを有効化してみる

(1)「変更」をクリックします。

(2)「専用ログボリューム」で「専用ログボリュームを有効にする」をクリックします。

(3) 「すぐに適用」または「メンテナンスウィンドウ」時の適用かどちらかを選びます。

変更時は必ず再起動が発生します。