こんばんは、小寺です。
AWSクレジットの共有設定が組織内のメンバーアカウント毎に有効化、無効化を選べるようになりました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2023/10/aws-member-account-credit-sharing-preferences/

AWSクレジット

AWSクレジット使ったことありますか。アンケートの回答とともに100USD等いただけるアレです。

今、クレジットを使っているかどうかは、「Billing」の「クレジット」から確認ができます。

アップデート内容

クレジットはAWS Organizations のメンバーアカウントに共有するか共有しないかの設定を選ぶことができます。
Organizations の支払者アカウントはクレジットの共有設定を有効化することで、組織内のアカウントに適用されている各クレジットをOrganizationsのメンバーアカウントの請求に対して適用することが出来ます。

請求金額=AWS利用料‐クレジット適用金額

本アップデート前まで、クレジット共有の有効化設定は、有効化することでOrganizationsのすべてのアカウントに適用される形でしたが、本アップデートによりOrganizationsのメンバーアカウントごとに共有の ON/OFF を設定出来るようになりました。つまり、共有したいアカウントとクレジットを一緒に使うことができるということです。

確認してみる

Organizationsの支払いアカウントからクレジット共有設定をみてみます。「アカウント名」の横のチェックボックスを指定して「有効化」をクリックします。

クレジット共有を有効化したアカウント間では共有されるよっていう確認メッセージが表示されます。

無事に有効化できました。

今度は有効化したメンバーアカウントを無効化してみます。

無効化をクリックして、無事にまた共有がされていない状態に戻せました。

あとは、設定履歴なるものがあるので、ダウンロードしてみます。

一瞬、変更して元の状態に戻したためか特に操作の履歴は残っていませんでした。

マルチアカウント管理されているときに、プロジェクトによって開発環境アカウントと本番環境アカウントでクレジット共有したい等のニーズはありそうだなーと思いました。