WorkSpacesはその他のAWSが提供するサービスと同様、原則は利用した時間の分だけ課金される時間料金となっています。

しかし、WorkSpacesでは他のAWSサービスとは異なり、月々の支払いが一定となる月額料金が用意されています。

今回はそんなWorkSpacesの利用料金プランについて、ご紹介します。

2つの料金プラン

現在、WorkSpacesでは「月額料金」と「時間料金」の2つの料金プランが用意されていますが、それぞれの違いは次のようなものになります。

月額料金

月々一定の料金を支払います。利用を開始した最初の月は利用初日から月末までの日割り計算で課金が発生します。

利用開始月の計算例(スタンダードモデルの場合):
11月11日から利用を開始した場合、
利用日数20日÷月30日×月額料金51USD=34USD

時間料金

月々の基本料金に加えて、利用した時間(1時間単位)に対して課金が発生します。

時間料金の計算例(スタンダードモデルの場合):
月基本料金19USD+時間料金0.40USD×月利用時間30時間=31USD

どちらがお得?

2つの料金プランがありますが、実際に利用する場合はどちらがお得になるのでしょうか?

実際に計算をしていくとおおむね、月に80時間以上WorkSpacesを利用する場合は月額料金のほうがお得になるよう、料金設定がされています。

WorkSpaces毎に料金プランを選ぶことができるので、フルタイムで勤務するような人は月額料金で利用し、パートタイム勤務の人や一時的に利用する人は時間料金で利用するといった、選び方ができます。

アプリケーションオプションの料金

ビジネスでWorkSpacesを利用する方々は、Officeソフトとアンチウィルスソフトを利用するためにWorkSpacesのプラスアプリケーションバンドルを利用する場合も多いかと思いますが、こちらの料金プランは月額料金15USDのみとなります。

利用開始月はWorkSpacesの月額料金と同様に日割り計算となりますが、以降はWorkSpacesを時間料金で利用していても月額15USDが課金されるので注意してください。

まとめ

WorkSpacesの2つの料金プランをご紹介しましたが基本的には、80時間以上WorkSpacesを利用するか否かで料金プランを選んでいただければ大丈夫でしょう。

月にどの程度WorkSpacesを利用しているか把握しつつ、適正コストでWorkSpacesをご利用ください。