みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。

先月、AWS Budgets を使用して自動調整予算を作成できるようになりました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/02/auto-adjusting-budgets/

AWS Budgetsとは

AWS Budgetsとは、AWSコスト管理サービスで、AWS利用料の予算管理とアラート設定をすることができます。
AWSアカウント全体の管理だけでなく、例えば Amazon EC2の利用料金を毎月いくらまでに抑えたいといった際には
設定した予算の金額に近づいたときに、管理者へEメールやSNS通知を使って、アラートを通知する事も可能です。

Budget Actionを使えば、アカウントのコストや使用量に対応するアクションを設定することも可能です。対象とする予算を超過すると、このアクションが自動的に、あるいはワークフローの承認プロセスを経由して適用されます。

各しきい値に対してユーザは、最大5つの予算しきい値と最大10件のアクションを設定することができます。
予算アクションには、アクションタイプとして、IAM Policy、Service Control Policy、アカウント内の特定のEC2あるいはRDS実行リソースを設定できます。また、アクションを自動的に実行するか、あるいはワークフローの承認プロセスを通すかを選ぶことができます。

アップデート内容

固定、計画、または自動調整の制限に基づいて予算の作成ができます。

例えば、過去 6 か月のベースライン時間範囲で自動調整コスト予算を作成できます。過去 6 か月の各予算期間の平均支出が 100 USD だった場合、新しい期間の自動調整された予算額は 100 USD になります。

AWS Budgetsから予算が更新された場合、通知がされます。

今までは、コストと使用パターンが変化すると、予算制限を手動で変更する必要がありました。
このアップデートにより、予算制限の自動調整ができるようになったため、利用料が急増した場合、アラートを受信でき手動管理の時間を節約できるようになりました。

予算の自動調整を使うには

(1) AWSマネジメントコンソールから、AWS Budjetsサービスへ移動し、「予算を作成する」をクリックします。

(2) 予算タイプでは、「コスト予算」を選びます。

(3) 予算名は「test」とします。

(4)予算設定方法で、「自動調整」が選択できるようになりました。
※ここでは、「自動調整」を選びます。

(5)自動調整ベースラインで、カスタム範囲を指定します。
先月の平均、当月の平均、過去6ヵ月の平均、カスタム過去平均の4つから選択できます。
※ここでは、「過去6ヵ月の平均」を選びます。

(6)アラートのしきい値、通知先を指定します。

まとめ

AWS Budjetsの自動調整機能によって、利用料が急増したときに
手動調整なしに、自動的に管理ができるようになりました。

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