みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
AWSからAWS Wickrという新サービス(プレビュー版)が発表されました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/07/aws-announces-aws-wickr-preview/

どのようなサービスなのか?どんなときに利用できそうなのか?簡単にお伝えしたいと思います。

AWS Wickrとは

AWS Wickrとは、エンタープライズコミュニケーションサービスです。メッセージング、音声およびビデオ通話、ファイル共有、画面共有などが可能です。
AWS Wickr は暗号化通信により通信保護を行い、情報ガバナンスポリシーの適用ができるように設計されています。
また、必要に応じて情報を保持するよう設計されたセキュリティと管理機能を組み合わせることにより、日々進化する脅威から利用者を守り、必要な対策がうてるようになっているマネージドサービスです。

すべての通話、メッセージ、ファイルはランダムキーで暗号化され、意図した受信者以外は誰も (AWS でさえ)を復号することができません。

AWS Wickr は Active Directory (AD)、OpenID Connect (OIDC) によるシングルサインオン (SSO) などのAWSの追加サービスとも連携しています。

https://aws.amazon.com/jp/wickr/より引用

まず、利用するには、AWS マネジメントコンソールを使用して、AWS Wickr ネットワーク作成します。

もともとWickrとは

Wickrとは、暗号化メッセージングサービスの会社で、2021年6月にAWSが買収しています。

Wickrが提供するエンドツーエンドのメッセージングサービスは、短期間で通信内容を消去するエフェメラルコミュニケーションのパイオニア的なサービスの1つであり、「Signal」の台頭や、「WhatsApp」による独自の暗号化機能の導入よりもずっと前から、メッセージの暗号化と一定期間後の消去機能を提供している。

参照URL:https://japan.zdnet.com/article/35173007/

Wickrのメッセージングアプリ「Wickr」は登録にユーザー名とパスワード必要で、利用するのにメールアドレスやその他個人情報を必要としません。秘匿性をセールスポイントにしていて、 アメリカの民主党委員会が導入したことでもニュースになっていましたよね。 なんと送信した情報は、最短開封後3秒で自動消去するように設定できる機能があります。

ユーザーは招待や検索を介して個別またはグループでのチャットが可能で、通信はエンドツーエンドで暗号化されています。

AWS Wickr プレビュー版に申し込みをするには

プレビュー期間中は無料なので、サインアップをして、試してみました。
(1)サインアップページにアクセスします。

(2)名前、会社名など必要な情報を入力して、「次へ」の→をクリックします。

(3)以下のメッセージが表示されます。

(4)初めてプレビュー版へ申し込みをしたのですが、その後、すぐメールが届くのかと思いきや 30分以上待っても何もアクションがなかったので、この日は泣く泣く利用するのを諦めました。
AWSからコンタクトがあれば、近々試してみたいと思います。