こんにちは!SunnyPay事業部の磯野です!
クラウドサービスってよく聞くけど、「何がどう違うのか全然わからん…」という人、多いと思います。
かくいう私もその一人。AWSもGCPもAzureも、名前だけ知ってる状態からスタートしました。
でも、色々調べてみるとそれぞれにちゃんとキャラの違いがあることがわかってきました。
しかも、なんだかお店に例えるとすごくしっくりくる!
というわけで今回は、クラウド3大サービス「AWS」「GCP」「Azure」を、身近なお店にたとえて紹介してみます。
クラウド初心者の方でも気軽に読める内容です!
この記事はこんな人にオススメ!
- クラウドサービスについて簡単に知りたい
- 各クラウドサービスの特徴をざっくり知りたい
1.そもそもクラウドサービスって何?
「AWS?GCP?Azure?その前にクラウドってなんだっけ?」
そう思った人のために、まずはざっくり説明しておきます。
クラウドサービスとは、インターネット経由で使える“貸しコンピューター”や“貸しソフト”のことです。
昔は、自分の会社にサーバーを置いたり、パソコンにソフトを入れて使っていました。
でも今は、ネット上のどこかにあるサーバーを「必要な分だけ借りて使う」時代です。
すごい時代ですね…
多くの人が使っているであろうGmailやYouTubeなどもクラウドが関わっているんです。
クラウドのメリットをざっくり3つ挙げるとこんな感じです。
- 初期費用がほぼゼロ(サーバー買わなくてOK)
- 必要な時だけ使えて無駄がない(料金は使った分だけ)
- 世界中どこでもアクセスできる(在宅でも出先でもOK)
つまりクラウドサービスとは、「サーバーやソフトを“持つ”のではなく、ネットから“借りて使う”」という新しい当たり前なんです。
クラウドサービスについてなんとなく理解できたところで、次の章からはクラウドサービスの3大巨頭であるAWS、GSP、Azureについて、コンビニに例えて分かりやすくご紹介します!
2.AWS(Amazon Web Services)は「ドン・キホーテ」
とにかく品揃え豊富。なんでも揃う“ごちゃっと最強”なお店!
AWSは世界最大のクラウドサービスで、提供している機能の数は群を抜いています。
仮想サーバー、データベース、AI、IoT、セキュリティ、ネットワーク…あらゆるジャンルをカバーしており、まさに「クラウドのデパート」と呼ばれる存在です。
この圧倒的な品揃えは、まるでドン・キホーテ。
必要なものが必ず見つかるけど、慣れてないと「これどこにあるの?」と迷うことも。
AWSも同じで、初心者にとっては選択肢が多すぎて混乱しやすい一面もあります。
とはいえ、無料利用枠も充実していて、仮想サーバー(EC2)やストレージ(S3)などの基本機能はお試し可能。
学習教材も豊富で、AWS認定資格の体系も整っているため、最初は戸惑っても、じっくり学んでいけば着実にスキルアップできます。
これから本格的にクラウドを学びたい人、大規模なアプリを作ってみたい人にとって、AWSは最有力の選択肢です。
3.GCP(Google Cloud Platform)は「無印良品」
シンプルで洗練された“分かる人にはたまらない”お店!
GCPはGoogleが提供するクラウドサービスで、デザインや使い勝手の「わかりやすさ」が魅力です。
画面はスッキリしていて、初めて触る人でも「なんとなく使い方がわかる」安心感があります。
Googleのプロダクトらしい丁寧なUI設計が光ります。
特にGCPの真価を発揮するのが、データ分析やAI・機械学習の分野です。
BigQueryという大規模データ処理サービスは高性能で直感的に使え、Pythonなどでデータ分析の勉強をしている人にとっては心強い味方になります。
クラウドの中では派手さはないものの、「無印良品」のように必要なものがコンパクトに揃っていて、ひとつひとつがしっかりしている印象。
変に迷わせない設計思想は、初心者にとって大きな助けになります。
90日間で300ドル分使える無料トライアルも用意されており、試しやすさもバツグン。
最初から全部を網羅するのではなく、「自分に必要なことから少しずつ学びたい」というタイプの人にぴったりなクラウドです。
4.Azure(Microsoft Azure)は「ワークマン」
仕事道具が何でも揃う“プロ御用達の安心ショップ”
AzureはMicrosoftが提供するクラウドサービスで、企業向けの機能に特に強みがあります。
Windows ServerやSQL Server、Active Directoryなど、社内システムでよく使われるツールとの連携がスムーズで、まさに「仕事の現場を支えるクラウド」といった印象です。
たとえば、普段からOffice製品やTeamsを使っている会社にとっては、Azureとの統合がとても自然です。
Visual Studioとの連携も強く、.NETやC#といったMicrosoft系の開発者にとっては最適な環境が用意されています。
たとえるなら、実際の現場で「これがいちばん効く」と信頼されるワークマンの作業着のような存在。
派手さや新しさはなくても、正確に仕事を労れる。そんな安心感と実用性を持ったクラウドです。
Microsoft製品を使っている企業や、社内システムのクラウド化を考えている人にとって、Azureは実は最も適した選択肢かもしれません。
5.まとめ表
3社のサービスを比較すると以下のようになります。
クラウド | 例えたお店 | 一言でいうと | 特徴 | 向いている人 |
AWS | ドン・キホーテ | ごちゃっと最強 | 圧倒的なサービス数。選択肢が多く自由度が高い。迷いやすいが学べば最強。 | 何でもやってみたい人、大規模なアプリを作りたい人 |
GCP | 無印良品 | シンプルな本質派 | UIがやさしく、データ分析やAIに強い。最初の一歩が踏み出しやすい。 | データ系や機械学習を触ってみたい人、Googleサービスに親しみがある人 |
Azure | ワークマン | 現場で効く実務派 | Microsoft製品と連携が強く、企業の業務環境にフィット。派手さより実用性。 | OfficeやWindows環境を日常的に使っている人、企業IT担当者 |
6.まとめ:どのクラウドも正解。大事なのは「何をしたいか」
今回は、クラウドの代表格である AWS・GCP・Azure を、
それぞれ ドン・キホーテ/無印良品/ワークマン という身近なお店にたとえて紹介しました。
クラウドには明確な“正解”があるわけではありません。
大切なのは「自分が何をしたいのか」「どんな環境に合っているのか」を見極めることです。
とにかく何でも揃ってて、がっつり学びたいなら → AWS(ドンキ)
わかりやすくて、データ分析やAIに興味があるなら → GCP(無印)
業務や仕事でMicrosoft製品を使っているなら → Azure(ワークマン)
そして、どのクラウドも無料で試せる環境が用意されています。
まずは気になったものから軽く触ってみて、少しずつ理解を深めていきましょう!