みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。
先月よりAWS Compute Optimizerを使うと、Graviton2 ベースのインスタンスへ移行する場合、どのような影響があるのか?分かるようになりました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2021/08/aws-optimizer-migrating-graviton2-Instances/

アップデートの内容

Compute Optimizerで、対象となる EC2 インスタンスのアーキテクチャを指定できるようになりました。

Arm を優先アーキテクチャとして指定した場合、Compute Optimizer は、x86 ベースの Linux インスタンス 1 台に対し、Graviton2 ベースのインスタンスタイプを最大 3 台まで推奨します(SQL Server 搭載 Linux は除く)。
さらに料金とハードウェアリソースを予測してくれるので、Graviton2 ベースの推奨インスタンスタイプに移行した場合の料金およびパフォーマンスの違いが簡単に分かるようになります。
CSV ファイルとして Graviton2 ベースのインスタンスタイプオプション付きですべての EC2 レコメンデーションををAmazon S3 バケットにエクスポートすることもできます。

Graviton2ベースインスタンスへ移行を確認してみる

1) AWSマネジメントコンソールから「AWS Computue Optimizer」を選びます。
トップ画面に「新着! AWS Graviton2 インスタンスに移行することでどれだけ節約できるかを確認する」メッセージが表示されています。

2) EC2のレコメンデーションを確認します。
デフォルトでは、「CPU アーキテクチャの詳細設定:現在」が表示されます。

3) EC2のレコメンデーションで「CPU アーキテクチャの詳細設定:現在」から
「CPU アーキテクチャの詳細設定:Graviton(aws-arm64)」に変更してみると、Gravitonベースでのレコメンドが表示されます。
情報については、S3エクスポートで通常通りデータをエクスポートすることが可能です。

Graviton2ベースのEC2インスタンスにすると嬉しいこと

AWS Graviton2 とはre:Invent2019 で発表された AWS がデザインした ARM ベースの次世代プロセッサーです。

Arm が搭載された EC2 インスタンスは、従来の Intel/AMD が載ったインスタンスよりも安く高性能なため、非常にコストパフォーマンスが良いです。

現行世代の x86 ベースインスタンスより最大で 40% 向上したコストパフォーマンスとなります。さらに、パフォーマンスが 7 倍、コンピューティングコアが 4 倍、メモリの速度が 5 倍、キャッシュが 2 倍になります。

対象のインスタンスとして、以下が利用できます。
・Amazon EC2 汎用 (M6g、M6gd、T4g)
・コンピューティング最適化 (C6g、C6gd、C6gn)
・メモリ最適化 (R6g、R6gd、X2gd)

対応リージョン

AWS Compute OptimizerのGraviton2のレコメンデーションに対応しているのは、以下のリージョンです。
・米国東部 (オハイオ)
・米国東部 (バージニア北部)
・米国西部 (北カリフォルニア)
・米国西部 (オレゴン)
・アジアパシフィック (ムンバイ)
・アジアパシフィック (ソウル)
・アジアパシフィック (シンガポール)
・アジアパシフィック (シドニー)
・アジアパシフィック (東京)
・カナダ (中部)
・欧州 (フランクフルト)
・欧州 (アイルランド)
・欧州 (ロンドン)
・欧州 (パリ)
・欧州 (ストックホルム)
・南米 (サンパウロ)

利用料金

Compute Optimizer には追加料金はかかりません。EC2 インスタンスタイプ、EC2 Auto Scaling グループ設定、Amazon EBS ボリューム設定、AWS Lambda 機能推奨などを無料でご利用いただけます。
また、今回のアップデートの機能を利用するための追加料金はかかりません。

まとめ

Compute Optimizerで、対象となる EC2 インスタンスのアーキテクチャとして、「Graviton2」に移行した場合のコスト、パフォーマンスなどの影響範囲が確認できるようになりました。