みなさん、こんにちは。
バックアップの一元管理にAWS Backupをお使いの方は多いと思います。
今月のアップデート、AWS Backupコンソールで、Amazon CloudWatchメトリクスを使って一元管理ができるようになりました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/09/aws-backup-amazon-cloudwatch-metrics-console-dashboard/

アップデートでうれしいこと

コンピューティング、ストレージ、データベース、サードパーティーアプリケーションなど、AWS Backupがサポートしている全てのサービスの状態をモニタリングできるようになりました。サービスの状態とは、バックアップ、コピー復元ジョブなどです。

2021年3月時点でAWS BackupのイベントとメトリクスがCloudWatchで利用可能にはなっていて、以下のサービスが対応していました
・Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンス
・Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ボリューム
・Amazon Relational Database Service (RDS) データベース (Amazon Aurora クラスターを含む)
・Amazon DynamoDB テーブル、Amazon Elastic File System (EFS)
・Amazon FSx for Lustre
・Amazon FSx for Windows ファイルサーバー
・AWS Storage Gateway ボリューム

今回は対応サービスが全てになったことが一番のメリットで、より一元管理を進めやすくなったかと思います。

試してみる

(1)カスタムビューにドリルダウンするために、Add to dashboard をクリックして、追跡しているメトリクスをカスタム CloudWatch ダッシュボードに追加できます。

(2)既存のダッシュボードかダッシュボードの新規作成かを選び、「追加」をクリックします。

(3)過去1週間のバックアップ状況を確認してみました。

AWS BackupダッシュボードとCloudWatchダッシュボードは何が違うの?

CloudWatch ダッシュボードには、AWS Backupダッシュボードよりも長期間のメトリックスを表示することができます。
以前は14日間でしたが、2016年11月1日からすべてのメトリクスを 15 か月保存できるようになりました。CloudWatch では、次のようにメトリクスデータを保持します。

・期間が 60 秒未満のデータポイントは 3 時間使用できます。
・期間が 60 秒 (1 分) のデータポイントは、15 日間使用できます。
・期間が 300 秒 (5 分) のデータポイントは、63 日間使用できます。
・期間が 3600 秒 (1 時間) のデータポイントは、455 日 (15 か月) 間使用できます。

一方、AWS Backupコンソールの独自のダッシュボードでは、過去 24 時間のメトリックが表示されます。

対応リージョン

AWS Backup の新しい統合された Amazon CloudWatch ダッシュボードは、AWS Backup を利用可能なすべてのリージョンで利用が可能です。