こんばんは、小寺です。
AWSのマネージド型ライブストリーミングサービスである「Amazon IVS」でPlayback Restriction Policyで再生制限をかけられるようになりました。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2024/02/amazon-ivs-playback-restriction-policies/

Amazon IVSについておさらい

Amazon IVSの特長と他サービスとの比較についておさらいします。
Amazon IVSは、数ステップでライブ配信チャンネルの作成から視聴までを可能にするマネージドサービスです。世界中の視聴者が低レイテンシーまたはリアルタイムの動画を利用できます。
他にも配信サービスは複数ありますよね。AWS Media Services と比べると、お手軽に操作できるところも良さの一つかと思います。

Amazon IVSの特長をまとめてみました。
・チャネルを作成して数分以内に新しい動画がセットアップ
・ライブ動画ストリーミング用に最適化
・視聴プレイヤーSDKを提供
・ストリームチャットと時限メタデータ API
・さまざまなデバイスやプラットフォーム向けに大規模に動画が配信できる
・コスト効率性が高い

今までの再生制限方法

本アップデート前でも再生制限を行うことができました。あらかじめAmazon Interactive Video Service  ダッシュボードからtokenを作成しておきます。

プライベートチャンネルを作成します。 チャネルの作成時に承認を有効化します。

再生時(Playback URLアクセス時)にtokenが正しく含まれているかチェックすることで、再生制限機能を実現していました。

アップデート内容

Amazon Interactive Video Service (Amazon IVS)のLow-Latency Streamingでポリシーによる再生制限ができるPlayback restriction policies機能が使えるようになっています。
今回のアップデートでは、tokenは使わなくなり、その代わりに設定したpolicy内容でIVS Channelで制限をかけます。
クロスオリジン リソース共有 (CORS)ヘッダーを使用して、アプリケーションがライブ ストリームにアクセスできるオリジンを構成します。アップデートメリットとしては、ライブ ストリームがサードパーティの Web サイトに不正に埋め込まれるリスクを抑止できます。
また、地域ブロックの機能により視聴者を特定の国に制限して、配信を行うこともできます。

有効化するには「再生制限ポリシー」の作成から進めます。

ポリシーの設定で「許可されている国」、「許可されているオリジン」を設定します。

作成した「再生制限ポリシー」をChannnelに適用することで再生制限が有効化されます。

まとめ

本日は、IVSの再生制限機能についてご紹介しました。 アクセス元の国にすぐ制限 をかけられるのは嬉しいですよね。

ということで、SunnyCloudがサポーターをしているJAWS DAYS 2024でIVSのワークショップが開催されます。

参加には事前申し込みが必要なため、IVSに興味ある方!ぜひ申し込みしてみてはいかがでしょうか。

https://jawsdays2024.jaws-ug.jp/sessions/timetable/WS-1

リアルタイム配信に興味がある方、Amazon IVSに興味がある方、Amazon IVSチームの面々と会話しながら、Amazon IVSの知見を深めていきたい方におすすめです!