みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。

最新世代のIntelプロセッサを搭載したC6iインスタンスが発表されました。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/new-amazon-ec2-c6i-instances-powered-by-the-latest-generation-intel-xeon-scalable-processors/

C6iインスタンスの特徴

Amazon EC2 C6iインスタンスは、最新世代のインテルXeonプロセッサを採用することで、C5インスタンスと比較して価格あたりのパフォーマンスを最大15%向上しており、バッチ処理、機械学習、ハイエンドゲーム、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)ワークロード、広告配信、ビデオエンコーディングといった、
計算集約型ワークロードの実行に適したインスタンスです。

vCPU×128基、メモリ256GBの「c6i.32xlarge」では、Elastic Fabric Adapter(EFA)をサポートしており、HPCやビデオ処理などにおいてネットワーク遅延の低減できるメリットがあります。

名前 vCPU メモリ(GiB) ネットワーク帯域幅(Gbps) EBS スループット(Gbps)
c6i.large 24 最大 12.5 最大 10
c6i.xlarge48 最大 12.5 最大 10
c6i.2xlarge 816 最大 12.5 最大 10
c6i.4xlarge 1632 最大 12.5 最大 10
c6i.8xlarge 3264 12.5 10
c6i.12xlarge 4896 18.75 15
c6i.16xlarge 64128 25 20
c6i.24xlarge 96192 37.5 30
c6i.32xlarge 128256 50 40

C5インスタンスと比較すると

パフォーマンス以外にもアップデートされています。
・最大 15% 向上したコンピューティングプライスパフォーマンス
・最大 9% 高いメモリ帯域幅
・Amazon Elastic Block Store (EBS) の場合は最大 40 Gbps、およびネットワーキングの場合は最大50 Gbps
・常時オンのメモリ暗号化

C6iを使うときの注意点

M6i インスタンスの場合と同様に、最適なネットワークパフォーマンスを得るには、Elastic Network Adapter (ENA) ドライバーをバージョン 3 にアップグレードする必要があります。

拡張ネットワーキングが既に有効になっているかどうかをテストするには、ena モジュール がインスタンスにインストールされていることと、enaSupport 属性が設定されていることを確認してみましょう。

既存環境からインスタンスタイプを変更して利用する際など、ドライバーバージョンを確認する必要がありそうですね。

注意: 次の古い ENA ドライバーバージョンでは、第 6 世代のインスタンスで Elastic Network Interface アタッチメントが失敗します。

ENA Linux: v1.2.0 よりも前
ENA Windows: v2.0.0 よりも前
ENA DPDK: v1.1.1 よりも前
ENA VMware ESXi: 1.6.0 よりも前
ENA FreeBSD: v2.3.1 よりも前

対応リージョン

現時点(2021年11月)での対応リージョンです。
・バージニア北部
・オレゴン
・オハイオ
・アイルランド

まとめ

C6iインスタンスが利用できるようになりました。
X86_64アーキテクチャを使い、高性能なCPUを必要とするシステムには、
最新のコンピュート最適化インスタンスの「C6i」の利用がおすすめです。

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