みなさん、こんばんは。サニービュー事業部の小寺です。
Amazon EC2でMicrosoft Officeが入ったAMIが利用可能になりました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/11/microsoft-amazon-machine-images-aws-provided-licenses/

アップデート内容

Microsoft Office ライセンスが含まれているAMIが発表されました。今までの SPLA (※1)や代替としての WorkSpaces に加えて新しいライセンス提供が示されたことで EC2上での Office 利用がより便利になりました。
ライセンスはAWSが提供するもので、利用できるOfficeのバージョンはMicrosoft Office LTSC Professional Plus 2021が発表時点の2022年11月では利用可能になっています。ライセンスの管理方法としては、License Managerを使います。

※1 SPLA (Services Provider License Agreement)は日本マイクロソフト社のライセンス体系のひとつで、ソフトウェアサービスをエンドユーザー様へ提供できるライセンスプログラムとなります。
インターネット、または専用回線を通じて、ソフトウェアに基づくサービスを第三者のエンドユーザーに提供するサービスプロバイダー向けのライセンスプログラムです。サービスプロバイダーがSPLAを締結する場合、第三者へのソフトウェアサービスを提供することができます。

アップデートのメリット

これまで、EC2でMicrosoft Office製品を使用する場合、ユーザ側がアプリケーションインストールとライセンスを用意する必要がありました。 またユーザー数に応じてSPLAライセンスを購入する必要がありました。

その必要がなくなり、AMIは、Amazon EC2 コンソールと AWS Marketplace で利用ができます。そもそも長期的なOfficeのライセンス契約なしでオンデマンドでインスタンスを起動できるのが一番のメリットです。

どうやって請求されるの?

ライセンス込みの Windows Server インスタンスについては vCPU ごとに、Microsoft Office およびリモート デスクトップ サービス (RDS) サブスクライバー アクセス ライセンス (SAL) ライセンスについては、ユーザーごとに月額で請求されます。

対象リージョン

本AMIは以下のリージョンでGAになっています。
・US East (Ohio)
・US East (N. Virginia)
・US West (N. California)
・US West (Oregon)
・Africa (Cape Town)
・Asia Pacific (Hong Kong)
・Asia Pacific (Mumbai)
・Asia Pacific (Osaka)
・Asia Pacific (Seoul)
・Asia Pacific (Singapore)
・Asia Pacific (Sydney)
・Asia Pacific (Tokyo)
・Canada (Central)
・Europe (Frankfurt)
・Europe (Ireland)
・Europe (London)
・Europe (Milan)
・Europe (Paris)
・Europe (Stockholm)
・Middle East (Bahrain)
・South America (São Paulo)