みなさん、こんばんは。小寺です。春らしくなってきましたよね。
Redshift Serverless活用していますか?

今日はRedshift Serverlessのお得に利用できる情報をお伝えします。
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2023/03/aws-guided-amazon-redshift-getting-started-experience/

Amazon Redshift Serverlessとは

Amazon Redshift とは、AWS における DWH(Data Ware House:データウェアハウス)のサービスです。
サーバレスなAmazon Redshiftは、キャパシティプランニングが不要でかつ、チューニング (WLM、CS)も不要で、より一層「分析」に特化できます。
Amazon Redshiftと同等のSQL機能があり、パフォーマンス、データウェアハウス、データレイク、運用データソースにわたってシームレスにクエリを実行します。

今回のアップデート内容

Amazon Redshift Serverless がすでに利用可能なリージョンで初めてご利用いただく方向けです。プロビジョニングされたAmazon Redshiftで DC2.large ベースの無料トライアル(2 か月間、1 か月あたり 750 時間の DC2.Large ノード時間)の代替になるとのことです。
Amazon Redshift Serverlessがご利用できないリージョンでは、プロビジョニングされたクラスターで dc2.large ノードの 2 か月間の無料トライアルを引き続き利用していただくのが推奨だと思われます。
無料枠の詳細については、こちらから確認をお願いします。

また、最近のアップデートでAmazon Redshift Serverless で 8 RPU (Redshift Processing Units) の低いデータ ウェアハウスの基本容量で利用できる構成をサポートするようになりました。
以前は、サーバーレスを実行するために必要な最小基本容量は 32 RPU だったので、わずか4分の1のRPUで利用が可能になっています。
必要な基本容量が最低 8RPUに引き下げられたことにより、パフォーマンスの要件に応じて、さまざまなワークロードをより柔軟にサポートできるようになりました。

Amazon Redshift Serverless は RPU でデータウェアハウスの容量を測定します。課金が発生するのは、実行したワークロードの継続時間 (RPU 時間) に対して1 秒あたりの料金が発生します。
正式な金額については、こちらからご確認をお願いします。

今までのクレジットはどうなる??

Amazon Redshift Serverless のトライアルは、最初の利用開始から90日間の有効期限を持つ $300 のクレジットが引き続き利用できます。
Amazon Redshift Serverlessコンソール画面から、「Try Redshift Serverless free trial」をクリックします。

始めてサービスを利用するアカウントの場合、 「このアカウントの Redshift サーバーレスの使用に対する 300.00 USD のクレジットが付与されます。」が今まで通り確認できました。

対象リージョン

Amazon Redshift Serveressは以下のリージョンで利用可能です。
・米国東部 (オハイオ)
・米国東部 (バージニア北部)
・米国西部 (オレゴン)
・アジアパシフィック (シンガポール)
・アジアパシフィック (シドニー)
・アジアパシフィック (東京)
・欧州 (フランクフルト)
・欧州 (アイルランド)

まとめ

Amazon Redshift Serverless では小規模から大規模まで自動でスケールすることができるサーバレスなデータ分析環境を簡単に作ることができます。
複雑なクエリも実行でき、Redshift の従来のさまざまな機能も利用することができる点でがいいですよね。
より小さなサイズの8 RPU (Redshift Processing Units) も利用できるようになったので、ぜひお気軽に試してもらえると良いと思います!