マネージド型で可用性が高いネットワークファイアウォールサービスである、AWS Network Firewallが発表されました。
 https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-network-firewall-new-managed-firewall-service-in-vpc/
AWS Network Firewallの機能について
■AWS Network Firewallとは
 AWS Network Firewall は VPC 向けのステートフルなマネージドネットワークファイアウォールのサービスです。
インターネットゲートウェイ、NAT ゲートウェイ、VPC、DirectConnect など VPC の境界でトラフィックをフィルタリングすることができます。
さらに、ステートフル、ステートレスの両方のチェックが行えるようになっています。また、セキュリティグループはルール数の上限がありましたが、ルールの制限はありません。
AWS Network Firewallを用いることで、ルール設定やアラート管理など、より簡単に設定することが可能です。
■今までのファイアウォールと何が違うのか?
 ・セキュリティグループ
 ホワイトリスト形式でステートフルなルール
 「特定のターゲットをブロックしたい」というニーズにはマッチしません。
・ネットワークACL
 ブラックリスト形式でステートレスなルールのため、
 リクエストに対する戻りのルールが必要で、設定が複雑でした。
■ログの配信先
 以下に配信が可能で、ネットワークの可視性が高められます。
 ・S3
 ・CloudWatch
 ・Kinesis Firehose 
■ご利用いただく際の注意事項
 2020年11月の発表時点で対応しているリージョンは以下の3つです。
 ・バージニア北部
 ・オレゴン
 ・アイルランド