みなさん、こんにちは。サニービュー事業部の小寺です。

コスト配分タグ有効化のAPIが提供開始されました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/06/aws-cost-allocation-tag-api/

コスト配分タグとは

「コスト配分タグ」活用されていますか?英語では「Cost Allocation Tags」と記載されます。AWS利用明細において、タグ別に利用料金を出力したい場合に利用します。

例えばEC2 Instanceを複数台構築されている場合でも、1台ごとにNameタグを付与しておけば、Nameタグ別に利用料を出力することができます。
これは Cost Explorer においても有効であり、AWS利用料を正しく把握し運用するためには、タグの運用は欠かせません。

以下の赤枠の中がコスト配分タグによって出力された明細です。

アップデートでうれしいこと

このアップデートは待望の機能でした。弊社がご提供するAWSリセールサービス「Sunny Pay」をご利用いただいているお客様は、コスト配分タグへのアクセスができないため、弊社で代わりにコスト配分タグの有効化を行っているのですが、APIがないため、手作業での有効化が必須でした。
何度かAWSサポートにも問い合わせをしていましたが、AWSマネジメントコンソール上でタグの有効化を実施いただく他ないと旨、回答をもらっていました。

今までの手順では、請求ダッシュボードから「コスト配分タグ」にアクセスをして「非有効化(Inactive)」なタグを選びます。

ここでは、3件のInactiveなタグが見つかりました。

その後、タグを選択した上で、「有効化」をクリックして、手動で有効化する必要がありました。

このアップデートにより、APIが提供されたので、APIを使って好きなタイミングで自動的に有効化することができます。

新しい API はすべてのリージョンで使用可能です。API を使用しても追加コストは発生しません。

・参考リンク

▼ユーザー定義のコスト配分タグのアクティブ化
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/awsaccountbilling/latest/aboutv2/activating-tags.html

▼AWS 生成コスト配分タグのアクティブ化
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/awsaccountbilling/latest/aboutv2/activate-built-in-tags.html

▼Enable AWS-Generated Cost Allocation Tags(英語ドキュメント)
https://wellarchitectedlabs.com/cost/100_labs/100_1_aws_account_setup/8_cost_tags/

▼コスト配分タグを用いた効率的なコスト管理
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/cost-allocation-tag/

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