こんばんは。小寺です。
re:Invent 2023最初の基調講演で「Amazon Aurora Limitless Database」のプレビュー版が発表されました。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/11/amazon-aurora-limitless-database/

どのようなサービスなのか簡単にお伝えしたいと思います。

Amazon Aurora Limitless Databaseのすごいところ

新機能を備えたデータベースサービスの特長としては、Amazon Aurora クラスターを 1 秒あたり数百万の書き込みトランザクションに拡張し、ペタバイト規模のデータを管理できるようになります。
Amazon AuroraはMySQLとPostgreSQLなどのリレーショナルデータベースをマネージドサービスとして提供するサービスです。

本アップデートまでは、Amazon Aurora のスケールアウトする方法としては、リードレプリカの数を増やすことで対応してきました。ただし、読み込み性能のスケールができても、書き込み性能に関してはマスターデータベースを稼働させているインスタンスに対して書き込み処理を行うため、インスタンスそのものの性能に影響を受けていました。
Aurora Limitless Database は単一のインスタンスの制限を超えて書き込み性能を拡張ができるようになりました。
データベースを分割するシャード機能によって複数のインスタンスに対して同時に書き込みを行えるようになっています。

また、ワークロードが増加すると、Aurora Limitless Database は予め指定しておいた予算内でコンピューティング リソースを追加する仕様になっています。
ピークに合わせてプロビジョニングする必要がなく、ワークロードの稼働が低い場合にはコンピューティングが自動的にスケールダウンされます。

対応リージョン

このプレビューは以下のリージョンの新しい Aurora PostgreSQL クラスターのバージョン15に対応しています。

・米国東部 (オハイオ)
・米国東部 (バージニア北部)
・米国西部 (オレゴン)
・アジアパシフィック (東京)
・欧州 (アイルランド)

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